浴衣のコーディネートどうする?問題。
こんにちは、はっぱです。
時期によってはほぼ毎日着物を着ていたのに、この数年は年1.2回しか着なくなり、たまの着用機会はコーディネートに迷います。
久しぶりに着るとなると、特別感がありますね。
着物は合わせ方が難しいと思われがちですが、季節のものさえ間違えなければ、洋服のトップスとボトムスとアクセサリーと靴を日々着回すのと同じ感覚で合わせれば大丈夫なもんです。
普段の着物であれば、色彩感覚は日々の洋服コーディネートで鍛えられてるので自分好みに仕上げれば良いと常々思っています。
特に浴衣なら夏しか着られないから水着同様楽しめばいいじゃない。
と、思いながら私はベーシックなコーディネートが好きなんですけどね。
アナスイやツモリチサトや撫松庵も好きですけど、古典柄がしっくりくる和顔なんです。それが理由。単純。
祇園祭は1人で気ままに行ってゆっくり山鉾の鑑賞したり、時には売り出しに駆り出されたり年度年度で楽しみ方が違うんですが、今年は初宵山の友人らと行くのでアテンドする事に。
1人だと好き勝手にコーデして出歩いてるんですけど、今回は他人受け、万人ウケのするコーデを考えました。
だって、連れがよくわからないコーデしてても微妙でしょう。あわよくば素敵ねと友人からも傍からも思われる装いをしたいじゃないですか。
まぁ、実際は他人の事なんか見てないもんですし、素敵ね やら かわいい ってのは社交辞令なのも知ってます。私自身の単なる見栄張りなだけなのはよーくわかっています、大丈夫。
昼過ぎから夜にかけて練り歩くので、混雑必至。
浴衣の汚れは、衿もとのファンデや汗が目立ちますが、それ以外にも案外、袖の振りやお尻あたりにも良く付くんですよ。
それはほとんど人様からもらう汚れ。
出店の食べ歩きの人のすれ違いのもらい汚れや、混雑した道路の壁面の汚れな事が多いんです。
なんていいながら前日に慌てて出した浴衣を保管してる風呂敷包みの中身が白地ばっかり。
色ごとにまとめて包んだんですね去年の私、忘れてた。その前は1軍2軍の好み別でした。
白に水色、白に紫、白に紫と緑、白に深緑、白に藍と紫と水色、紺に白、薄緑に緑と桃。
好みもありますが、イメージも大きく響いてます。第3者からも言われるほど着物でも暖色系が似合わないんですよ。もちろん自覚もしています。
「あ、これははっぱさんでも着れそう!」って持ってきてくれるのはピンクではなく、ほぼ赤よりの紫色です。ありがとう、でも大丈夫、特にピンク着たいとか渇望してないから。あれ?なんかデジャヴ。
とりあえず、汚れの目立たなそうな(汚れるのは決定事項。)白地に藍と紫と水色のコントラストのはっきりした古典柄をチョイス。
あとは帯と下駄選びです。
浴衣の色が寒色系や中間色に偏っているので、下駄も寒色系や中間色の鼻緒を持っていて、選んだ浴衣にも青・紫・緑・紺の鼻緒が候補に浮かびます。
そして、帯の色によって下駄の色を決定。
帯より先に足元をイメージしてるようです、私。
浴衣らしい柄なので、定番の組み合わせにしていきます。柄に使われてる色を持って来たらとりあえず安パイ作戦。
水色に合わせて。
すっきり。
紫に合わせて。
しっとり。
黄色に合わせて。
あっさり。
紫の反対色の緑にしてみて。
きりり。
定番の赤帯。
浴衣らしい。
シンプルな色柄だけあって何でもハマりますね。
写真ありませんが、紺や茶もシックで素敵でした。
青みピンクも良かったですが、30前半までかな。そもそもピンク似合わないし。
着付け小物は肌着とペチパンツと腰紐2本、あと衿芯。
世の中には浴衣スリップなるものもありますが、足が太くて股擦れを起こす私はペチパンツ派です。素材は浴衣と摩擦を起こさないように綿や麻ではなく化繊。これが私のお約束。
ペチパンツ、ロングワンピを着る時にも使うので重宝してます。汗かきさんにもおススメ。着物の時は襦袢が滑るので綿や麻で大丈夫なんですけどね。
あと衿芯は掛け衿の片方の裏の糸を切って直に差し込んでいます。
着物だと襦袢に芯を入れますが、浴衣も綺麗に衿をぬくために仕込んでいます。なので手持ちの浴衣は片方の衿の裏は全部開けているんです。
ひとまず芯は差し込んでおこうと衿を触ると開いてない。もしやと思って袖下を見ると値札と商品タグが付いたままでした。
古今というブランドの注染の浴衣。
色柄が気に入って買ったはずで毎年見慣れていたのに、1度も着てなかった。いつ買ったかはもはや覚えていません。ありますね、あるあるです。
そういや半幅帯も3本ほどタグつきっぱなし。あるある。
全て決まったらメイク考案です。
どちらかといえばハッキリ柄なので、アイメイクもリップもハッキリさせても大丈夫そう。
で使用したのがこちら。
日焼け止めはトーンアップUVのミントグリーンで、ベースは江原道のパウダーファンデーション。
エチュードハウスのワインパーティパレットでアイホールに印影を作ってから、エレガンスクルーズの薄緑と緑でグラデーション。
アイラインはセザンヌの黒リキッドで太目にくっきり跳ね上げて、下まぶたはウィッチズポーチのアイシャドウスティックのベージュパールで薄くラインを。
上まつげはエテュセのマスカラ下地でカール。黒なのでこれだけで。下まつげはダイソーのエスポルールの紫。
イプサのフェイスカラーパレットでチークとハイライトとシェーディング。
リップはロムアンド リップティントのフィグフィグ、くすみピンク。
集大成(笑)
結構頑張った!
あれだけtwitterでパープルのアイシャドウって騒いでいたのに、見つけきらず諦めてのグリーンです。
かえって良かったですけどね。
もちろん友人達には特に浴衣もメイクも触れられる事なく、汗かいて顔がテカってても人目を気にせずわちゃわちゃ楽しんできました。(写真のおでこがテッカテカ。)
帰宅して鏡をみると、さすがに小鼻の谷間は寄れていましたが大きなダメージなし。
アイシャドウは四条のどっかに落としてきたらしいですが、まつ毛は何事もなかったかのように色もカールもそのままでした。
リップはティントだけあって、ほんのりピンクが残っててよかった。
えと、チークも多分とれてましたが、お酒飲んでたんでほっぺはピンクでした。
化粧してから約10時間。すごいな。
てか途中休憩もしがてらですが、5時間は歩き回ってた事が凄い!
途中寄った馴染みの居酒屋の大将にこの浴衣が似合ってると褒めてもらいました。浴衣や着物姿を見慣れてる人から言われたので雰囲気に合ってたんだと嬉しさもひとしおでした。